【Q&A】子どもがゲームばかりして勉強しない

 

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Q. うちの子はゲームばかりしていて勉強をしないんです…。

 

A.ゲームとは程よい距離感を。完全に禁止する必要はないと考えます。

お子さんがゲームばかりをやっていて、宿題や勉強をしないと心配される親御さんは絶えません。お子さんを見るたびにいつもゲームをやっていて、時には「ゲームなんかやめなさい!宿題は?!」と怒鳴ってしまいそうになることもあるでしょう。

ところで、ゲームをやっていることで何が悪影響なのかを考えたことはあるでしょうか。

ゲームの悪いところ

ゲームは悪い!と言われますが、実際にゲーム自体をすることにはあんまり悪い点はありません。むしろ、世間の話題についていけるなど、いいこともあるかもしれません。

但し、ゲームをする以上避けて通れない、「長時間画面を見つめ続ける」という点は悪影響でしょう。視力の低下や、睡眠の質の低下など光る画面をずっと見つめるのは体にとって大変負担が大きいです。

ゲーム自体ではなく切り替えができないのがダメ

ゲーム自体が悪いのなら、東大や京大に行っている人はみんなゲームをしていなかったということになります。しかし、東大生や京大生に聞いてみると、むしろゲームをやっていたという人が多いくらいです。

しかし、勉強ができない人と、京大生東大生の大きな違いが一つあります。それは、切り替えがめっちゃ得意なことです。勉強するときにはめちゃくちゃ集中するし、ゲームをするときも人の話を聞かなくなるほど集中します。そして、時間が来たら、目標を達成したらプツンと終わる。

この点がゲームの時間という観点で、東大・京大生を見ていて気付いたポイントです。切り替えができるというのは何事においても高い集中力で短い時間で終えられる、貴重な能力と言えるでしょう(‘ω’)ノ

お子さんにとって時間制限を自分で決めるのは難しいので、お父さん、お母さんと相談したうえで決定しましょう。そして、みんなで決めた時間は必ず守るように言うのです。逆に時間の中では文句を一切言わないようにしましょう。

約束を守った時には思いっ切り褒めて!

時間でゲームを切り上げ、きちんと勉強をしたときは思いっきりほめてあげましょう!

人は承認されて育ちます。加えて子どもが勉強をする動機は実は「親に褒められる」ということなんです。何も言わない子どもたちも実は褒められることを目的に勉強をしています。勉強する癖をつけて、次に繋げるためには頑張って勉強した後は子どもさんを承認してあげてください。

適度な遊びと運動を

逆にゲームをしていなければすべてOKかというとそういうわけでもありません。四六時中机に向かっていると聞けば、聞こえはいいですが、小学生など発育途中の体にとってはいいことではありません。適度に外に出て、体を動かして遊ぶのもよいでしょう。友達と遊ぶことで、コミュニケーションスキルも身につくでしょう。

 

親御さんが勉強する姿を見せてみる

よくあるのが、子どもには勉強をしなさいと言っているのに、親はテレビを見たり雑誌を読んでゴロゴロしているということ。この姿を子どもたちはすかさずチェックしていて、親は許されるのに自分たちがゲームをしてはいけないのは理不尽だと思うようになります。

親からすれば、家事や仕事でしんどいのに何でやらなくちゃいけないんだよって思いになるでしょう。しかし、子どもたちはお父さんが仕事場でどんだけ働いているのか、お母さんが平日の昼間どれだけ家事をしているのか全く知りません。受験生のように机に長時間かじりつく必要はありませんが、休みの日に1時間程度でもお子さんの見えるところで机に向かってみてはいかがでしょうか。

かの有名な連合艦隊司令長官であった山本五十六の言葉にも、

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。

というものがあります。

まずは、やって見せましょう。そして行って聞かせてさせてみましょうという言葉です。「やってみせ」というのが大切なポイントです。

多くの企業や、教育機関でも実践されていて、人を動かすという時には大人であれ、子どもであれ通用する手法です。昔の人も行っているように、昔から実践されている手法です。

まとめ

ゲームをしてばかりで、勉強をしてくれないお子さんへは一方的にゲームを禁止するのではなく、時間制限をかけてみるのがよいでしょう。決めた時間内のゲームには一切口出ししない。勉強を約束通りしたときは思いっきりほめてあげる。そして同時に、親も勉強している姿を見せることで、家で勉強することに対しての抵抗を減らしていきましょう。